光回線の乗り換え手順|失敗しないタイミングと方法を完全ガイド

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光回線の乗り換えには「転用」「事業者変更」「新規契約」の3パターンがあり、それぞれ手順や必要な期間が異なります。各パターンの違いは「光コラボの転用と事業者変更の違い」で詳しく解説しています。手順を間違えると、インターネットが使えない空白期間が発生したり、想定外の費用が請求されるケースも少なくありません。

結論から言うと、乗り換えで失敗しないために最も重要なのは「新しい回線の開通を確認してから旧回線を解約する」こと。加えて、契約更新月のタイミングに合わせて手続きを進めれば、電気通信事業法で定められた違約金上限(月額料金1ヶ月分相当)以内での乗り換えが可能です。

この記事では、光回線の乗り換えパターン別の具体的な手順に加え、失敗しがちな5つの落とし穴、損をしないベストタイミングの見極め方まで詳しく解説します。

この記事で分かること

  • 光回線の乗り換え3パターン(転用・事業者変更・新規契約)の違いと手順
  • 失敗しがちな5つの落とし穴と回避方法
  • 違約金・工事費残債を最小限に抑えるベストタイミング
  • 乗り換え先を選ぶときに確認すべき4つのチェックポイント

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目次

光回線の乗り換えは3パターン|まず自分のタイプを確認

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光回線の乗り換え方法は、現在の回線と乗り換え先の組み合わせによって大きく3つに分かれます。パターンごとに工事の要否や所要期間が異なるため、まず自分がどのタイプに該当するかを確認しましょう。

乗り換えパターン概要工事の要否空白期間所要期間の目安
転用フレッツ光 → 光コラボ原則不要なし1〜2週間
事業者変更光コラボ → 別の光コラボ原則不要なし1〜2週間
新規契約独自回線 ↔ 光コラボ、
独自回線 → 独自回線
必要手順次第で発生2週間〜2ヶ月

光コラボとは、NTT東日本・西日本の「フレッツ光」回線を借りて各事業者が独自ブランドで提供するサービスです。ドコモ光、ソフトバンク光、ビッグローブ光、@nifty光、GMOとくとくBB光などが該当します。一方、独自回線とはNTT以外の設備を使うサービスで、auひかり、NURO光、eo光などが代表的です。

判断の目安

フレッツ光から光コラボへの乗り換え → 転用
光コラボから別の光コラボへの乗り換え → 事業者変更
上記以外のすべての組み合わせ → 新規契約

【パターン別】光回線の乗り換え手順を4ステップで解説

ここからは3つのパターンごとに、具体的な手順をステップ形式で解説します。

パターン①:転用(フレッツ光 → 光コラボ)

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フレッツ光から光コラボへの乗り換えは「転用」と呼ばれ、同じNTT回線をそのまま使い続けるため、原則として工事不要です。インターネットが使えない空白期間もほとんど発生しません。

ステップ1:転用承諾番号を取得する

NTT東日本またはNTT西日本に連絡し、「転用承諾番号」を発行してもらいます。電話またはWebから申請可能です。

NTT電話番号Web申請
NTT東日本0120-140-202(9:00〜17:00)NTT東日本 転用手続きページ
NTT西日本0120-553-104(9:00〜17:00)NTT西日本 転用手続きページ

転用承諾番号の有効期限は発行日を含む15日間です。期限切れの場合は再取得が必要になるため、番号を取得したらすぐに次のステップに進みましょう。

ステップ2:乗り換え先の光コラボに申し込む

取得した転用承諾番号を使って、乗り換え先の光コラボ事業者に申し込みます。キャッシュバックや月額割引などのキャンペーン内容は窓口によって異なるため、公式サイト・代理店・比較サイト経由など複数の申込経路を比較するのがおすすめです。キャッシュバックの注意点は「光回線のキャッシュバックは罠だらけ?」で詳しく解説しています。

ステップ3:回線切り替え(自動で完了)

申し込み後、通常1〜2週間程度で自動的に回線が切り替わります。切り替え日は事前に通知されるケースが多いです。

ステップ4:ルーター再設定・旧契約の確認

回線切り替え後、ルーターの接続設定(PPPoE設定やIPv6の有効化)を行います。フレッツ光の契約は転用と同時に自動解約されますが、プロバイダが別契約の場合は個別に解約手続きが必要です。不要なオプション契約が残っていないかも確認しておきましょう。

パターン②:事業者変更(光コラボ → 別の光コラボ)

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光コラボ同士の乗り換えは「事業者変更」と呼ばれ、こちらもNTT回線をそのまま利用するため、原則として工事不要で手続きも比較的簡単です。

ステップ1:事業者変更承諾番号を取得する

現在契約中の光コラボ事業者に連絡し、「事業者変更承諾番号」を発行してもらいます。マイページや電話窓口から申請できます。

事業者変更承諾番号の有効期限は転用承諾番号と同様15日間です。取得時にオペレーターから引き止めの提案(月額割引など)を受ける場合がありますが、慌てず冷静に判断しましょう。

ステップ2:乗り換え先の光コラボに申し込む

承諾番号を使って、新しい光コラボ事業者に申し込みます。事業者変更の場合は乗り換え元の解約手続きが自動で行われるため、自分で解約の連絡をする必要は基本的にありません。

ステップ3:回線切り替え

転用と同様に、1〜2週間程度で自動切り替えが完了します。この間もインターネットは通常どおり使用可能です。

ステップ4:ルーター設定・機器返却

切り替え後にルーターの再設定を行います。旧事業者からレンタルしていたルーターがある場合は返却手続きを忘れずに。未返却だと機器損害金を請求される可能性があります。

パターン③:新規契約(独自回線が絡む乗り換え)

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独自回線への乗り換え、または独自回線からの乗り換えは「新規契約」扱いになります。回線設備自体を入れ替える必要があるため、開通工事が必要です。

ステップ1:乗り換え先の光回線に申し込む

乗り換え先の公式サイトや代理店から新規申し込みを行います。まだ旧回線を解約してはいけません。空白期間を防ぐため、新回線の開通日が確定するまで旧回線は維持しておきましょう。

ステップ2:開通工事の日程を調整する

申し込み後、事業者から工事日の連絡があります。一般的な所要期間は2週間〜1ヶ月程度ですが、3〜4月の引っ越しシーズンは工事が集中するため、1〜2ヶ月以上かかるケースもあります。早めの申し込みが重要です。

賃貸物件の場合は、工事前に大家さんや管理会社への許可取得が必要です。ビス止めの有無など、工事内容を事前に確認して相談しましょう。

ステップ3:工事完了・開通確認

工事当日は基本的に立ち会いが必要です。工事完了後、ルーターを接続してインターネットに繋がるか確認します。開通を確認できたら、次のステップに進みます

ステップ4:旧回線の解約・機器返却

新しい回線が無事に開通してから、旧回線を解約します。これが空白期間を作らないための最重要ポイントです。旧回線のONUやルーターなどレンタル機器の返却も忘れずに行いましょう。

光回線の乗り換えで失敗しがちな5つの落とし穴

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手順自体はシンプルですが、確認漏れによる「想定外のトラブル」が発生しやすいのも事実です。ここでは、乗り換え時に陥りがちな5つの失敗パターンと回避策を解説します。

落とし穴①:先に旧回線を解約してネットが使えなくなった

乗り換えで最も多い失敗がこのパターンです。旧回線の解約を先に進めてしまうと、新回線が開通するまでの間インターネットが一切使えない空白期間が発生します。

「新回線の開通日確定 → 開通確認 → 旧回線の解約」の順番を必ず守りましょう。転用・事業者変更の場合は自動切り替えなのでこの心配は少ないですが、新規契約の場合は特に注意が必要です。

落とし穴②:更新月を逃して違約金が発生した

多くの光回線は2年または3年の自動更新契約を採用しており、更新月以外の解約には違約金がかかります。2022年7月の電気通信事業法改正により、それ以降の契約では違約金上限が「月額料金1ヶ月分相当」に制限されていますが、2022年6月以前の旧契約には上限規制が適用されないため、1万円以上の違約金が発生するケースもあります。

マイページや契約書類で契約更新月を事前に確認しておきましょう。更新月は契約満了月を含む2〜3ヶ月間が一般的です。仮に更新月を逃した場合でも、乗り換え先のキャッシュバックで違約金を相殺できるケースもあります。

落とし穴③:工事費の残債を一括請求された

光回線の工事費は分割払い(24回〜60回)で月額料金に組み込まれていることが多く、「実質無料」の割引は契約継続が条件です。契約期間中に解約すると、残りの工事費が一括で請求されます。

解約前にマイページまたはカスタマーサポートで工事費の残債額を確認しましょう。「更新月=完全無料」とは限らない点に注意が必要です。残債が大きい場合は、乗り換え先の違約金負担キャンペーンを活用するのも有効です。

落とし穴④:メールアドレスや電話番号が使えなくなった

プロバイダ提供のメールアドレス(@nifty.com、@so-net.ne.jpなど)は、プロバイダ変更に伴い利用できなくなるのが一般的です。また、ひかり電話の番号もNTTアナログ回線で取得したものでなければ、引き継ぎができない場合があります。

メールはGmailやYahoo!メールなどフリーメールへの移行を事前に済ませておきましょう。電話番号を引き継ぎたい場合は、乗り換え前に現在の事業者と乗り換え先の両方に確認を取ることが重要です。

落とし穴⑤:テレビやオプション契約が解除されてしまった

光回線とセットで契約しているひかりTV、光電話、電気料金のセット割引、スマホのセット割引などは、光回線の解約と同時に利用できなくなることがあります。

解約前に現在の契約に紐づいているオプションサービスの一覧を確認し、乗り換え先でも同等のサービスが利用できるか調べておきましょう。特にスマホのセット割は乗り換え先でも適用可能な場合があります。

乗り換えで損しない!ベストタイミングの見極め方

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光回線の乗り換えは「いつ実行するか」で費用が大きく変わります。ここでは、損をしないためのタイミング判断基準を3つ紹介します。

タイミング①:契約更新月に合わせる

最もシンプルかつ確実なのが、現在の契約の更新月に合わせて乗り換える方法です。更新月であれば違約金が発生しません。

契約更新月は、2年契約なら24ヶ月目を含む2〜3ヶ月間(事業者により異なる)が設定されているのが一般的です。具体的な更新月はマイページや契約書類で確認できます。

確認方法

マイページにログイン → 契約情報 → 契約期間・更新月の欄を確認
見つからない場合はカスタマーサポートに電話で「更新月はいつですか」と聞けば教えてもらえます。

タイミング②:工事費の分割払い完了を待つ

工事費の実質無料キャンペーンを利用している場合、分割払い期間が終了するまで待つことで残債の一括請求を回避できます。

例えば36回分割の場合、契約から3年経過すれば工事費の残債はゼロ。更新月と工事費完済のタイミングが一致すれば、解約コストを最小限に抑えた乗り換えが可能です。

タイミング③:引っ越し・新生活のタイミング

引っ越しは光回線を見直す絶好の機会です。現在の回線が引っ越し先のエリア外だったり、移転工事費がかかる場合は、新しい回線に乗り換えたほうが結果的に安くなるケースがあります。

ただし、3月〜4月の新生活シーズンは工事予約が集中するため、早めの申し込みが必要です。引っ越しの1〜2ヶ月前から手続きを開始しましょう。

タイミング判断は「月額差額」だけでなく、違約金+工事費残債+撤去費の総額で考えることが重要です。乗り換え先のキャッシュバックや違約金負担キャンペーンも含めて、トータルコストで比較しましょう。

乗り換え前に知っておきたい!初期契約解除制度(8日間キャンセル)

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「乗り換えたけど思ったより速度が出ない」「説明と違う条件だった」——そんなときに活用できるのが初期契約解除制度です。

国民生活センターの解説によると、この制度は電気通信事業法第26条の3に基づくもので、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、事業者の合意なく契約を解除できます。

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項目初期契約解除制度の内容
対象サービス光回線・プロバイダ・主な携帯電話サービスなど
解除可能期間契約書面の受領日から8日以内
違約金不要
利用者負担利用期間の日割り料金・工事費・事務手数料
申請方法書面での申し出(事業者の合意は不要)

クーリングオフとは異なる制度ですが、消費者保護の観点から乗り換え後に「やっぱり合わない」と感じた場合の安全網として機能します。特に訪問営業や電話勧誘で契約してしまった場合は、この制度を覚えておくと安心です。

なお、GMOとくとくBB WiMAXのようなモバイル回線サービスでも、8日以内のキャンセルが可能な場合があります。「いきなり光回線を契約するのは不安」という方は、まずモバイル回線で試してみるのも賢い選択です。

乗り換え先を選ぶ4つのチェックポイント

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乗り換え手順を理解したら、次はどの光回線を選ぶかです。後悔しないために、以下の4つの観点で比較しましょう。

チェック①:スマホとのセット割引があるか

大手キャリアのスマホを使っている場合、光回線とのセット割で1人あたり月額550〜1,100円程度の割引が受けられます。家族で複数回線を利用していれば、割引額はさらに大きくなります。

スマホキャリアセット割の対象回線(例)1人あたりの割引額
ドコモドコモ光最大1,100円/月
ソフトバンクソフトバンク光、NURO光最大1,100円/月
au / UQモバイルauひかり、ビッグローブ光最大1,100円/月

一方、格安SIMユーザーはセット割の恩恵が小さいため、月額料金の安さ自体を重視して選ぶのがおすすめです。

チェック②:IPv6(IPoE接続)に対応しているか

IPv6のIPoE方式に対応した光回線を選ぶことで、夜間や休日の混雑時間帯でも安定した通信速度を期待できます。従来のPPPoE方式では混雑の影響を受けやすいため、「夜になると遅くなる」という悩みがある方はIPoE対応の回線を選びましょう。

チェック③:キャッシュバック・違約金負担の内容

乗り換え時のキャッシュバック金額や違約金負担キャンペーンの有無は、実質的な乗り換えコストに大きく影響します。ただし、キャッシュバックの受取条件(申請時期・方法・適用条件)は事業者ごとに異なるため、「もらい忘れ」がないよう申請手順を事前に確認しておくことが重要です。

チェック④:契約期間の縛りと解約条件

2022年の電気通信事業法改正以降、新規契約の違約金は月額料金1ヶ月分相当が上限となりましたが、契約期間の縛りがないプランを選べば、そもそも違約金の心配自体が不要です。将来的な乗り換えの自由度を重視する方は、「縛りなし」プランも検討してみてください。

光回線の乗り換えでよくある質問

Q. 乗り換えにかかる費用はどれくらい?

乗り換えにかかる費用は、主に以下の3つです。

費用項目金額の目安備考
旧回線の違約金0〜月額料金1ヶ月分
(旧契約は1万円超の場合あり)
更新月なら0円
工事費残債0〜数万円分割払い完了なら0円
新回線の事務手数料3,300円程度キャンペーンで無料の場合あり

キャッシュバックや違約金負担キャンペーンを活用すれば、実質的な乗り換え費用をゼロに近づけることも可能です。

Q. 乗り換えにどれくらいの期間がかかる?

転用・事業者変更なら1〜2週間、新規契約なら2週間〜1ヶ月が一般的です。ただし、引っ越しシーズン(3〜4月)は工事予約が集中するため、新規契約の場合は1〜2ヶ月以上かかることもあります。

Q. WiFiルーターはそのまま使える?

自分で購入したWiFiルーターであれば、基本的にそのまま利用可能です。ただし、旧事業者からレンタルしていたルーターは返却が必要です。また、乗り換え先がIPv6対応でルーターが非対応の場合は買い替えを検討しましょう。

Q. 賃貸でも光回線の乗り換えはできる?

転用・事業者変更であれば工事不要なので問題なく乗り換え可能です。新規契約で工事が必要な場合は、大家さんや管理会社の許可が必要になります。工事不可の物件であれば、工事不要のホームルーターやモバイルルーターも選択肢として検討してみてください。

▶ 関連記事:賃貸で光回線工事の許可がもらえない場合の対処法

まとめ|光回線の乗り換えは手順さえ守れば失敗しない

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光回線の乗り換えは、正しい手順とタイミングを押さえれば決して難しいものではありません。

乗り換えで失敗しないための3原則

① 新回線の開通を確認してから旧回線を解約する(空白期間の回避)
② 契約更新月と工事費残債を事前に確認する(想定外の費用を防ぐ)
③ メールアドレス・電話番号・オプション契約を事前に棚卸しする(付随サービスの喪失を防ぐ)

2022年7月の電気通信事業法改正により、違約金の上限が月額料金1ヶ月分に制限されたことで、以前と比べて乗り換えのハードルは大きく下がっています。さらに、乗り換え先のキャッシュバックや違約金負担キャンペーンを活用すれば、実質的なコスト負担をほぼゼロにすることも可能です。

「手続きが面倒そう」という理由で先延ばしにしている方も多いですが、転用・事業者変更であれば工事不要で1〜2週間で完了します。月額料金の節約や通信速度の改善を実感できる可能性も高いので、ぜひこの機会に検討してみてください。

契約や乗り換え手続きでトラブルが発生した場合は、国民生活センター総務省 電気通信消費者相談センター(電話:03-5253-5900)に相談することもできます。初期契約解除制度を含めた消費者保護制度について、専門の相談員が対応してくれます。

▶ 関連記事:光回線とWiMAXはどっちがいい?一人暮らしの選び方

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