ドコモ光のプロバイダをGMOとくとくBBにしようか迷っているとき、気になるのは良い面よりも「あとで困ることはないか」のほうだと思います。
調べてみると悪い評判もそれなりに出てきて、そのまま申し込んでいいのか判断がつかなくなります。
先に書いておくと、GMOとくとくBBドコモ光で挙がるデメリットは、原因が4つに分かれます。
GMOとくとくBB側の手続きが原因のもの、ドコモ光という契約そのものが原因のもの、住んでいる建物が原因のもの、そして自分の使い方によって当たるものです。この4つを分けて見ると、どれが自分に関係する話なのかがはっきりします。
この記事では、公式に書かれている条件をもとに、デメリットを原因ごとに仕分けていきます。
あわせて、よく「デメリット」として語られているものの、いま契約する人には当てはまらなくなっている情報も整理します。
この記事でわかること
- デメリットを4つの原因に仕分けて、自分に当てはまるかを見分ける方法
- レンタルルーターの返却は「3年」では足りないという落とし穴と、期限を過ぎたときの逃げ道
- v6プラスでPPPoE接続や一部の機能が使えなくなる場合があること
- 解約金14,300円や撤去工事費など、いまは当てはまらない情報
- GMOとくとくBBドコモ光が合わない人と、それでも選ぶ価値がある人
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GMOとくとくBBドコモ光のデメリットは4つの原因に分かれる

デメリットを5個も6個も並べられても、どれが自分に関係する話なのかは判断しづらいところです。
そこで原因ごとに分けてみると、見るべき場所が絞れます。
| 原因 | 主な内容 | 自分で避けられるか |
|---|---|---|
| GMOとくとくBB | キャッシュバックの手続き、ルーターの返却、オプションの自動有料化 | 避けられる(手順を知っていれば) |
| ドコモ光 | 工事費、解約金、窓口の分かれ方、解約月の日割りなし | 避けにくい(契約の条件) |
| 建物 | VDSL方式の速度上限、10ギガの提供エリア | 避けられない(配線方式の上限は動かない) |
| 使い方 | v6プラスでPPPoE接続や一部機能が使えなくなる場合がある | 該当する人だけ(用途による) |
この分け方で見ると、「GMOとくとくBBが悪い」と語られている話の中に、実はドコモ光の契約条件だったり、建物側の問題だったりするものが混ざっているのが分かります。
プロバイダを他社に変えても解決しないものを、プロバイダのせいだと思って乗り換えると、同じ不満を繰り返すことになります。
検索していると「GMOとくとくBB光」の話が混ざって出てきますが、こちらはGMO自身が回線から提供している別サービスです。ドコモ光のプロバイダとしてのGMOとくとくBBとは、料金も条件も別物なので、読んでいる記事がどちらの話なのかを確かめてください。
GMOとくとくBBが原因のデメリットは手続きに集中している

GMOとくとくBB側で実害が出やすいのは、通信品質ではなく手続きです。
いずれも知っていれば避けられるものばかりですが、知らないまま期限を過ぎると数万円単位で損をします。
レンタルルーターの返却は「3年」では足りない
Wi-Fiルーターの無料レンタルは魅力的な特典ですが、返却のルールを勘違いしやすいところがあります。
「3年使えば返さなくていい」と書かれているのを見かけますが、公式の条件は少しだけ違います。
レンタルWi-Fiルーターを端末発送月を含む37ヶ月間ご利用いただいた場合、Wi-Fiルーターの返却は不要です。37ヶ月以内にご解約される場合、解約月の翌月20日までに弊社が指定する方法に従ってWi-Fiルーターをご返却ください。
出典:GMOとくとくBB「Wi-Fiルーターのレンタル期間確認」
数え方は「発送月を含めて37ヶ月」です。
つまり、3年ちょうど(36ヶ月)で解約すると返却義務が残るので、1ヶ月の差がそのまま費用に響きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 返却が不要になる条件 | 端末発送月を含む37ヶ月間の利用 |
| 返却の期限 | 解約手続きをした翌月20日まで(必着) |
| 送料 | 自己負担 |
| 返さなかった場合 | 1ギガ11,000円/10ギガ22,000円(税込) |
| 期限を過ぎた場合 | 1ギガは翌月末日の前日までの申請で3,300円の買取に変更可(10ギガは対象外) |
期限を過ぎてから返しても、いったん請求された端末損害金は戻りません。
ただし1ギガのルーターに限っては、請求が確定する前ならまだ取り返せる余地があります。
返却期限を過ぎてしまっても、解約月の翌月末日の前日までに買取手続きのフォームから申請すれば、11,000円の未返却補償料ではなく3,300円の買取に切り替えられます。
補償料が請求されたあとでは変更できないため、期限を過ぎたと気づいた時点で動けるかどうかで7,700円の差になります。
なお、この買取が使えるのは1ギガのルーターだけで、10ギガは対象外です。
さらに、気をつけたいのが返却先です。
NTTから借りている機器(ONUやホームゲートウェイ)とGMOのルーターは送り先が別で、NTTの返却キットにまとめて入れて送ってしまうと、GMO側には届きません。
しかも、GMOのルーターには返却キットが用意されていません。適当な箱を自分で用意して、ルーター本体・電源アダプター・LANケーブルをそろえて送る必要があります。
解約するときの手続きの順番と、どこに何を送ればいいのかは、別の記事にまとめています。

なお、機種はレンタルを申し込むときに選びますが、あとから変更はできません。申し込みは会員1人につき1回だけです。
どの機種を選ぶかで使い勝手が変わるので、迷ったときは先に比べておくほうが安心です。

キャッシュバックは高額表示ほど条件が重い
広告で見かける大きな金額は、オプションをまとめて申し込んだ場合の合計です。
ドコモ光だけを契約した場合は10,000円で、数万円台になるのはLemino・ひかりTV・DAZN for docomoといった対象サービスを同時に申し込んだときです。10ギガならさらに上乗せがあります。
しかも、対象の映像系オプションには継続利用の期間が決められていて、早く解約すると上乗せ分が無効になります。条件はサービスごとに違うので、申し込む前に対象と期間を確かめておく必要があります。
受け取りにも手順があり、案内メールは開通月を含む4ヶ月目に、普段使っていないGMOとくとくBBのメールアドレス宛に届きます。
この案内を見逃すと期限切れで受け取れなくなります。なお、受け取りまでの流れは別の記事にまとめています。

無料オプションが13ヶ月目から有料になる
セキュリティソフトのオプションは最初の12ヶ月が無料ですが、そのまま置いておくと13ヶ月目から月額550円(税込)が発生します。
解約したい場合は、無料期間の最終月の20日までにBBnaviマイページで手続きする必要があります。
また、支払い方法の登録が終わるまでは請求書での支払いになり、その間は毎月473円(税込)の発行手数料がかかります。
申し込んだら早めに支払い方法を登録しておくと、この分は避けられます。
ドコモ光側が原因のデメリットは費用と窓口にある

ここから先は、プロバイダをGMOとくとくBBにしてもしなくても関係してくる部分です。
ドコモ光という契約そのものの条件なので、他のプロバイダに変えても同じことが起きます。
工事費は「実質」無料で、現金が戻るわけではない
新規で申し込むと工事費が実質無料になりますが、これは工事費が請求されないという意味ではありません。
工事料に相当する分がdポイント(期間・用途限定)で戻ってくる形です。
dポイント還元の条件
- 進呈が始まるのは利用開始月の7ヶ月後から。そこから24ヶ月に分けて進呈される
- ポイントの有効期限は進呈月を含む6ヶ月
- 移転・事業者変更・転用は対象外(フレッツ光からの乗り換えでは使えない)
- 進呈の途中で解約すると、解約月の1ヶ月後からは進呈されない
24ヶ月に分けて進呈されるので、全額を受け取り終えるのは利用開始からおよそ2年7ヶ月後です。
それまでに解約すると、残りは受け取れません。工事費を分割で払っている途中に解約した場合は、残りが翌月に一括で請求されます。
なお、工事費そのものは2026年6月1日申込分から上がっていて、屋内配線の工事を伴う場合で28,600円(税込)です。
契約事務手数料の4,950円(税込)は還元の対象外なので、こちらは必ずかかります。
問い合わせ先がドコモとGMOに分かれている
ドコモ光は、回線がドコモ、プロバイダがGMOとくとくBBという2社にまたがる契約です。
そのため、困ったときにどちらへ連絡すればいいのかが分かりにくくなります。
| 用件 | 連絡先 |
|---|---|
| 申し込み・解約・工事日の調整 | ドコモ(GMOでは受け付けていない) |
| プロバイダだけの変更 | ドコモ(事務手数料3,300円・税込) |
| 接続設定・v6プラス・ルーター | GMOとくとくBB |
| 回線の故障 | ドコモ |
GMOとくとくBBの問い合わせはチャットが中心で、AIチャットは24時間、オペレーターとのチャットは平日10時から19時までです。
電話は乗り換えや解約の相談窓口が用意されています。
用件と窓口が合っていないと、たらい回しになって時間だけが過ぎます。どちらに連絡すべきかの見分け方は別の記事で整理しています。

解約金と、解約月の日割りがないこと
2年の定期契約で、契約満了月とその翌月・翌々月の3ヶ月間以外に解約すると解約金がかかります。
2022年7月1日以降に申し込んだ契約なら、戸建てが5,500円、マンションが4,180円(いずれも税込)です。
あわせて覚えておきたいのが、解約した月の料金は日割りにならないことです。
月初に解約しても1ヶ月分がまるごとかかるので、月末に近いタイミングのほうが無駄が出にくくなります。
建物が原因でGMOとくとくBBでは解決できないデメリット

「GMOにしたのに遅い」という声の中には、プロバイダをどこにしても変わらないものが含まれています。
建物側の設備で上限が決まっているケースです。
マンションやアパートの場合、共用部から各部屋までの配線方式によって最大速度が決まります。
電話線を使うVDSL方式だと上限が100Mbpsで、ここに当たっていると宅内をどう工夫しても超えられません。
つまりVDSL方式の物件では、プロバイダを変えても最大100Mbpsという上限は動きません。混雑の具合で多少前後することはあっても、配線方式そのものの制約は残ります。乗り換える前に、自分の建物がどの配線方式なのかを確かめてください。
配線方式の調べ方と、VDSLだった場合に取れる選択肢はこちらにまとめています。

また、10ギガプランを検討している場合も、建物と地域の条件が先に来ます。公式にも提供エリアは一部の地域に限られると書かれているので、申し込む前にエリア判定が必要です。
また、配線方式に問題がなくても夜だけ遅くなることがあります。この場合はv6プラスが効いているかどうかで結果が大きく変わります。
時間帯によって落ち込む症状の切り分けは、こちらで詳しく扱っています。

使い方によっては効いてくるv6プラスの注意点

ここは、ほとんどの人には関係がないかわりに、当てはまる人には影響が大きい部分です。
GMOとくとくBBのドコモ光はv6プラスを標準で採用していて、それが速度面の強みになっています。ただし、この方式に切り替わることで使えなくなる機能があります。
端末設備(ホームゲートウェイ等)の設定変更に伴い、PPPoE接続やその他一部機能がご利用いただけなくなる場合があります。引き続き同機能をご利用される場合は、パソコン等にてPPPoE接続等の設定を行なってください。
出典:GMOとくとくBB「ドコモ光接続」サービス重要事項説明
影響が出るとすれば、外部から自宅の機器へアクセスする使い方です。
ポートを開ける必要があるオンラインゲーム、自宅のNASへ外出先から接続する使い方、自分で立てたVPNサーバー、外から映像を見られるようにした防犯カメラなどが当てはまります。
ここで誤解されやすいのですが、v6プラスでもポート開放そのものはできます。
制限があるのは、開けられるポートの数です。
※v6プラスの場合は利用可能なポート数が限られております。
出典:GMOとくとくBB「ポートの開放は可能ですか?」
利用可能なポート番号はご利用のv6プラス接続ルーターの管理画面上にて確認をお願いいたします。
つまり、どのポートでも自由に開けられるわけではなく、割り当てられた番号の中から使うことになります。
使いたいソフトや機器が特定の番号を求める場合は、その番号が自分に割り当てられているかを確かめる必要があります。番号はルーターの管理画面で確認できます。
ただし、ポート開放の設定についてはGMOとくとくBBのサポート対象外と明記されています。PPPoE接続との併用も推奨されておらず、こちらもサポートの範囲外です。設定でつまずいても、問い合わせて解決してもらうことはできません。
- ポート開放が必要なオンラインゲームを遊んでいる
- 自宅のNASや共有フォルダに外出先からアクセスしている
- 自分でVPNサーバーを立てている
- 外から映像を確認できる防犯カメラを設置している
- 固定IPアドレスが必要な機器やサービスを使っている
どれにも当てはまらないなら、この項目は気にしなくて大丈夫です。
動画を見る、ゲームをオンラインで遊ぶ、テレワークで会議に出る、といった一般的な使い方であれば、v6プラスは速度面でむしろ有利に働きます。
デメリットとして語られがちだが契約時期やプランで変わること

調べていると出てくる情報の中には、古い条件のままのものや、別のサービスの話が混ざっているものがあります。
次の5つは、これから申し込む人には当てはまらないか、条件が違います。
| よく言われること | 公式で確認できる実際 |
|---|---|
| 解約金が14,300円と高い | 2022年7月1日以降の申込は戸建5,500円・マンション4,180円(税込)。14,300円は2022年6月30日以前の契約に今も適用される額で、これから申し込む人には関係ない |
| 解約時に撤去工事費がかかる | かかりません。取り外しの派遣工事が必要な場合でも工事料は不要と明記 |
| v6プラスにひかり電話の契約が必要 | 不要。レンタルルーター、対象のホームゲートウェイ、市販の対応ルーターの3通りから選べる |
| Wi-Fiルーターは完全無料 | 1ギガは0円だが10ギガは月額190円(税込)。どちらも自動では付かず申し込みが必要 |
| プロバイダだけの変更ができない | できます(事務手数料3,300円・税込)。ただし手続きはドコモ側で、GMOの電話窓口では受け付けていない |
特に解約金の額と撤去工事費は、他社の条件や古い情報がそのまま流通しているものです。
これらを理由に見送ってしまうと、判断材料を1つ失うことになります。条件は時期によって変わるので、迷ったときは GMOとくとくBBドコモ光
の公式ページで今の内容を確かめるのが確実です。
GMOとくとくBBドコモ光が合わない人と合う人

ここまで見てきたデメリットを踏まえると、向き不向きははっきり分かれます。
| 合わない人 | 合う人 | |
|---|---|---|
| 使い方 | ポート開放やVPNサーバーなど、外部から自宅へつなぐ用途がある | 動画・ゲーム・テレワークといった一般的な使い方 |
| 建物 | VDSL方式の物件で、速度に強い不満がある | 光配線方式、または速度に不満がない |
| 手続き | 特典の申請や返却の期限を管理するのが苦手 | 4ヶ月目のメール確認と37ヶ月の返却期限を管理できる |
| スマホ | ドコモ以外、またはahamoなどセット割の対象外プラン | ドコモ光セット割の対象プランを使っている |
このうち使い方と建物は、自分ではどうにもなりません。
一方で手続きは、知っていれば対処できる範囲です。期限を管理すれば、キャッシュバックの失効やルーターの返却といった費用の発生は避けやすくなります。ただし建物の配線方式と、ポート開放が必要な使い方については、それとは別に確かめておく必要があります。
カレンダーに入れておきたい日付は4つです。キャッシュバックの案内が届く4ヶ月目、セキュリティオプションの無料期間が終わる12ヶ月目、ルーターの発送月、そして解約や変更をしたときの返却期限。ここを押さえておけば、費用が発生する取りこぼしは避けられます。
条件やキャンペーンの内容は時期によって変わります。申し込む前に、いま出ている条件を確かめてみてください。
よくある質問(FAQ)
ドコモ光のデメリットは原因を見分ければ判断しやすくなる

GMOとくとくBBドコモ光のデメリットとして挙がるものは、原因ごとに分けると性格がまったく違います。
手続きが原因のものは知っていれば避けられますが、建物が原因のものはプロバイダを変えても上限が残ります。
この記事の要点
- デメリットはGMO起因・ドコモ起因・建物起因・使い方起因の4つに分かれる
- レンタルルーターの返却が不要になるのは発送月を含む37ヶ月。3年では足りない
- ポート開放やVPNなど外部から自宅へつなぐ用途があるなら、v6プラスの制約を確認する
- 解約金14,300円は2022年6月以前の契約の額。撤去工事費はかからない
- 手続きが原因のデメリットは、期限を管理すれば避けやすい
気になっている点が4つのどれに当たるかを見てみてください。自分では変えられない原因なのか、知っていれば避けられる原因なのかで、判断は変わってくるはずです。
迷っているなら、まずは自分の建物の配線方式から確かめてみてくださいね。
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